留守電とキャッチホン
高校留学生など現地でサポートをしている留学生達に、よく電話をかける。ほとんどの場合はステイ先の固定電話にかけるのだが、たまに何度呼び出し音を鳴らしても誰も出ないこともあるし、何度電話をかけてもずっと話中のこともある。
ニュージーランドでも携帯電話はかなり普及していると思うが、固定電話から固定電話にかけることもまだまだ多い。同じ市内の固定電話間の通話料が無料だというのが大きな理由だ。でも、ニュージーランドの家庭の固定電話で留守電機能があるお宅はかなり少ないように思うし、通話をしている時にかけると話中になる電話も多い。キャッチホンのような機能もあるようだが、わざわざお金を払って導入している一般家庭は少ないようだ。
15年程前、私が日本にいた頃はまだ、ほとんどの人が携帯電話は持っていなかったので、電話は固定電話から固定電話にかけていたが、当時でも留守電やキャッチホンは日本で普及していたので、呼び出し音がずっと鳴って誰も出ないとか、話中のプープーという音を聞くことは少なかった。でも、子どもの頃は、留守電もキャッチホンも存在さえしていなかったので、友達に電話しても誰も出なかったり、話中だったりすることも多かった。だから、ニュージーランドで固定電話に電話をかけると、子どもの頃を思い出す。
昨日、留学生のステイ先に電話を掛けて、何度呼び出し音を鳴らしても誰も出ないので、一旦切ってまたすぐに掛けた。そして、ふと思った。何故一旦切ってまたすぐに掛け直すのだろう。切らずにそのまま呼び出し音を鳴らし続けても結局同じことなのではないか。そんなことを考えながら呼び出し音を聞いていると、10回くらいでその家の子どもさんが出てきた。
やっぱり、一旦切ってすぐに掛け直すのがいいのかもしれないと思った。
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