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立教大学、吉岡知哉総長の、卒業生への祝辞を読んだ。

祝辞の中で吉岡総長は、「大学の存在根拠とは、物事を徹底的に考えることである」と言う。そして、考えることとは、「既存の価値や思考方法自体を疑い、それを変え、時には壊していく、本質的に反時代的・反社会的な行為」であり、それゆえに大学は社会から、「考えるという人間の営みを信託されている」と言っている。

そして卒業生に対して、「「徹底的に考える」という営為において、自分が社会的な「異物」であることを選び取った存在だということ」を自覚して、「「徹底的に考える」という営みをこれからも続けてください。そして、同時代との齟齬を大切にしてください。」と呼びかけている。

この吉岡総長の言葉は、「留学」にも通じる部分がかなりある。

例えば祝辞の「大学の存在根拠」の部分を「留学の意義」に置き換えてみると、「留学の意義とは、物事を徹底的に考えることである」となる。まさに留学をする意義は、今までの価値観と異なる環境の中で、今までの自分や今まで自分がいた環境について、徹底的に考える機会である。そして、「留学生活において「考える」ということは、(今まで自分が身につけた)既存の価値や思考方法自体を疑い、それを変え、時には壊していく、本質的に(今まで所属していた社会(=日本の社会)に対する)反時代的・反社会的な行為」である。あるいは、本質的に、自分自身に対しても反時代的、反社会的な行為であるとも言える。

そして、留学生にとっては、「「徹底的に考える」という営為において、自分が(留学している社会の中で)社会的な「異物」であることを選び取った存在だということ」を自覚して、「「徹底的に考える」という営みをこれからも続けて」いくことが大切なのだと思う。さらにその中で留学生は、「(留学している社会の中で)同時代との齟齬を大切に」生活をしていく必要もある。

そう考えると、高校留学をしている学生などは15歳ですでに、「徹底的に考える」という行為を知らず知らずに行い、それまでに身につけた既存の価値や思考方法を変えたり壊したりし、また、自分が社会的な異物であることを自覚しながら、周囲との齟齬を大切にすることを学んでいる、と言える。

立教大学、吉岡知哉総長の卒業生への祝辞、まだご覧になっていない方は、以下のサイトに全文が掲載されている。
http://www.rikkyo.ac.jp/aboutus/philosophy/president/conferment/