ニュージーランド現地無料留学エージェント

高校留学生とは定期的に連絡を取って話をする。特に留学1年目のスタートを2月にきったばかりの学生達には、生活の基本的なこと、例えば、ステイ先のこと、英語のこと、友達のこと、学校の授業のことなどを、話をしながら確認をする。

先日ロトルアの男子高校でラグビー留学をしている学生と話をした。彼は2月から3年間の予定で留学生活を始めて、ちょうど2ヶ月が経つ。

「学校の授業はどうですか?」と聞くと、「楽しいです。日本人留学生がいる授業では日本語でも話す機会があるけれど、現地の学生と一緒の授業では、全く日本語を話さずに、現地の学生と一緒に授業を受けています。」と言っていた。また、「寮の生活は?」と聞くと、「むちゃくちゃ楽しいです!」と即答。私が「楽しいといっても、英語はまだあまり聞けないだろうし、話すことも難しいと思うのだけれど、どうしているの?」と聞くと「よくわからないんですが、ニュージーランドの友達といつも一緒にいるんです。そういえば、彼等が話していることのほとんどはわからないし、自分もあまり英語で話すことはないけれど、彼等と一緒にいて、本当に楽しいんです。」と言っていた。

彼は私の質問を聞いて、改めて自分が置かれている状況を再認識して、自分でも、英語環境でどうやって楽しく遊んでいるんだろう、とそれを他人に説明する方法がわからない、という様子だった。

大人からすると、言葉がわからないのにどうやって一緒に遊んで、しかも楽しいと感じているのだろうなどと思ってしまう。親御さんも同じだと思う。英語でコミュニケーションが取れない息子さんが、ニュージーランドの友達と一緒に楽しそうに遊んでいる姿を想像するのは、難しいだろう。

でも、高校生達は、大人が心配するようなことは全く感じていない。「よくわからないけれど」ニュージーランドの友達と一緒にいて、自分が英語で会話していることにさえ気がつかず、留学生活を楽しんでいる。

そのエネルギーと精神力、そして柔軟性はすごいと思う。そして、そんな環境で、しかも楽しく過ごしているうちに、英語力もつくだろうし、異文化も理解するだろうし、自分の限界や可能性にも気づくだろう。

後1週間で1学期が終わり、秋休みに入る。