NZの携帯電話プラン

ニュージーランドの留学生達や若い人達の多くは、携帯電話をプリペイドのプランで使っている。大人でも、あまり電話をかけない人はプリペイドの人も多い。

プリペイドのプランは、携帯電話の本体だけを買って、通話やテキストメッセージ、データ通信などはプリペイド(前払い)式でトップアップ(チャージ)して使う。例えば、20ドルあらかじめトップアップしておけば、合計20ドル分の、通話+テキスト+データが使える。トップアップしたお金がなくなってくればまた新たにトップアップして使う。このプリペイドプラン、ほんの数年前までは、テキストメッセージが一通20セント、通話が1分50セントなどの料金設定だったけれど、これが最近変わってきた。

2~3年前からニュージーランドでもスマートフォンが次々に売り出され、安いものだと100ドル程度で買える。だからスマートフォンをプリペイドプランで使っている人もたくさんいる。スマートフォンと以前の携帯の大きな違いは、データ通信量だ。フェイスブックやメールなどを使うと通信費用がかかるから、プリペイドの携帯電話のプランにも、データ通信費用を含んだものが最近は主流だ。

例えば、Vodafone のPrepay Smart 19Data プランでは、500MBのデータ、100分の国内通話、無制限のテキストメッセージが一月19ドルで全て使える。500MBのデータがあれば、ちょっとしたメールやLINE、スカイプやフェイスブックへの投稿などは1ヶ月間十分な容量だ。動画を見たりアプリをたくさんダウンロードすれば容量はなくなってしまうが、追加で容量の購入も可能だ。100分の通話は、1回5分を20回、1回10分を10回できる長さだから、必要な通話はおそらく全てカバーできるだろう。

その上、ロトルアをはじめとしてニュージーランドでは、町の中でもフリーのWifi が使えるところも多く、図書館やショッピングモールの多くはWifi で通信ができるところも増えてきている。だから、3Gや4G回線を使う時間もどんどん少なくなってきている。そして、スカイプやLINEを使って通話やチャットができるので、携帯電話回線を使った通話やテキストメッセージを使う機会も減ってきている。

だから、テキストメッセージや通話の料金設定が、年ごとにどんどん安くなってきている。スマートフォンを持っていて通話ができるアプリがあれば、もう携帯電話回線を使って通話やテキストを送る必要はない。全てアプリを使ってデータ容量の範囲内で済ませることもできる。

今後もおそらく、スマートフォン用のデータ中心のプリペイドプランがどんどん出てくるだろうと思う。

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