NZの接客業で働く
先日、オークランドの専門学校に通う留学生から、「今度、オークランドの飲食店で働きたいと思っています」と連絡を受けた。
ニュージーランドでは、学生ビザでフルタイムで学校に通っていても、
- 履修期間が少なくとも2年以上の課程を、ニュージーランドの私立の専門学校やポリテク、大学で履修している学生。
- 永住権の技能移民部門でポイントとなる資格の課程を履修している学生。
などの条件に当てはまれば、週に20時間以内であれば就労が認められている。だから、留学生の中には、放課後や週末にパートタイムで働く学生も多い。ただ、留学生の本業はあくまでも学校で勉強することだから、昼間は学校で授業を受けなければならない。従ってできる仕事は、夜や週末でも営業をしている飲食店が主になってくる。
日本の学生でも、高校生や大学生のときに飲食店でアルバイトの経験がある人も多いだろう。特に接客の仕事は、頭も使うし、気も使うし、時間に追われるし、体力もいる、ハードな仕事だ。でもそれだけにやりがいもあるし、いい経験にもなる。
そして、ニュージーランドの接客の仕事の経験は、日本での経験とはまた違ったことを学ぶと思う。
例えば、ニュージーランドの飲食店では、食事の後に清算をするときにお客さんが「どうもありがとう!すごくおいしかったよ!」などと言ってくれることも多いし、テーブルに食事を運んだときにでも、「ありがとう」とニッコリと微笑んでくれることも多い。まあ、当然いろんなお客さんがいるので、理不尽な思いをしたり、文化の違いに戸惑うこともあるだろう。
でも、そんなことも含めて、海外で仕事をするのは人生の中でもとてもいい経験だ。特に接客業務は、その国の「お客さん」の違いも肌で感じることができるので、例えば日本に帰国して、自分がお客さんの立場になったときの態度が違ってくるかもしれない。
ニュージーランドの大学や専門学校に通っていて、就労可能なビザを持っている人は、一度接客の仕事をしてみるのもいいと思う。
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