NZで日食

昨日ニュージーランドでは日食が見られた。日食は英語でSolar eclipse というそうだが、きれいに晴れ渡った日で、モーニングティの時間とも重なったので、たくさんの人が日食を楽しんだようだ。

私も日食のことはすっかり忘れて仕事をしていたのだが、ふと窓の外を見ると、いい天気にもかかわらずいつもより少し暗かった。最初はサングラスをかけたままそれを忘れて仕事をしているのだろうか、と思ったくらいだ。そして時計を見ると10時過ぎだったので、「そういえば今日は10時半頃日食だといっていたなぁ」と思い出した。そして外に出て太陽を見てみると、少し欠けているようにも見えたので、サングラスをかけてカメラを取り出して撮影してみたら、どんどん太陽が欠けていくのがはっきりと見えた。

日食を自分の目で見て体験するのは初めてだったので、しばらくはその様子に見入ってしまった。新聞によるとニュージーランドの北島では90パーセント弱くらい太陽が月の影に隠れたそうだ。そして気のせいかもしれないが、急に気温が下がり冷たい風がびゅーっと吹いてきたように感じた。

日食といっても、つまりは月の影がゆっくりと通り過ぎていっただけのことなのだろうけれど、何故かとても神秘的な気分になった。そして、やはり普段の生活は太陽のエネルギーの恩恵を受けて営まれているのだということを実感した。

あるサイトによると、ニュージーランドで次に日食が観測されるのは、来年の5月10日だそうだが、わずか8パーセント程度太陽が欠けるだけだそうだから、実際には日食とはわからないだろう。今回のように90パーセント近くの日食は、次回は2035年の3月10日、そして2037年の7月13日だそうだ。

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