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今日のニュージーランドヘラルド紙のオンライン版に、「ニュージーランドからオーストラリアへの移民が過去最大となった」という見出しの記事があった。この記事によると、今年の8月までの1年間で、約53,900人のニュージーランド人がオーストラリアに移住したのに対し、約13,900人がオーストラリアからニュージーランドに移住してきた、ということだ。この差、約40,000人のオーストラリアへの流出は、過去最大だった。

ニュージーランドの人たちが他国に移住するのは、珍しいことではない。行き先は、オーストラリアだったりイングランドだったり、アジアのどこかの国だったりする。日本ではあまり考えられないが、自分が生まれ育った国、自分がパスポートを持っている国をいとも簡単に出て他の国で暮らす人が多い。クライストチャーチからオークランドに移住するような感覚で、ニュージーランドから他国に移住する。

英語が通じる国であれば言葉の心配がないということもあるし、例えばオーストラリアだと文化も考え方も他の国よりは近いということもあるので、日本人が他国に移住するよりは、気分的には楽かもしれない。それに、もともとニュージーランドの多くの人たちの数世代前は、どこかから移住してきた人たちだ。だから、自分が生まれ育った国を離れて暮らすことに、そもそも抵抗感が少ないのだろう。

何故ニュージーランドを出て他で暮らすのかと言えば、やはり経済的な理由が最も多いだろう。だから、ニュージーランドの景気がよくなって、他国と比べても収入が多い、という状況になれば、ニュージーランドでずっと暮らす人も増えるし、他国で働いたほうが収入が多い状況になれば、移住を選択する。そして、他国に移住したからといって、ニュージーランドの国を捨てたとか、そんなことは一切考えていない。時がたって、ニュージーランドで暮らすほうが自分や家族にとっていい選択だ、となれば、そのときは戻ってくる。

ニュージーランドの人たちは、国をまたいで暮らす、ということを、日本人よりもはるかに気楽に考えている。

今の日本ではなかなかぴんと来ないだろうが、後10年もすると、日本でも他国で数年間働いてまた日本に帰る、といった人が増えるだろうと思う。そういう選択肢が今よりは一般的になってくるだろうし、そういうチャンスも増えるだろう。だから、そういうチャンスがめぐってきたときに、海外に抵抗なく出て働くことができるように、英語力はもちろんのこと、海外で暮らす、という経験も若いうちに積んでおくべきだと思う。