留学生からの二つのうれしい知らせ

最近、留学生からうれしい知らせが二つ届いた。

一つは、15歳のラグビー中学高校留学生が、強豪高校の選抜チームの一員としてU15の全国大会に出場し、見事優勝したという知らせだ。

彼は、今年からロトルアボーイズハイスクールでラグビー中学高校留学をスタートさせた。留学スタート時に行った今年のゴールセッティングでは、学校のU15の一番上のチームに入り、そこでの活躍を認められて、8月末に行われるNZ全土からU15の強豪高校が集まる全国大会の学校代表チームのメンバーに選ばれて、その全国大会で活躍することだった。

留学当初は、ラグビーの高いスキルは認められていたものの、英語力がまだ足りないことを理由に、なかなか自分が目指すポジションに着くことはできなかった。

でも、思うように進まない時期でも、こつこつとトレーニングを行い、コーチ陣にもアピールをして、最後の選抜チーム編成に向けてのトライアルまで気持ちを切らずに持っている力を出し、見事にU15の全国大会出場チームに選ばれた。

全国大会では、プールマッチから決勝戦までの6試合のうち4試合に出場。コーチにも褒められたととても嬉しそうに話していた。

もう一つは、12歳の時から約6年間ラグビー中学高校留学を続けてきたYear 13の留学生が、Bay Of Plenty のU18の地域代表チームに選ばれた知らせだ。

彼は日本の小学校を卒業する直前に、ニュージーランドのIntermediate School で留学を始めた。最初は英語も全くわからなかったけれど、ホームステイから毎日学校に通い、放課後はクラブチームに所属してだんだんとその頭角を表してきた。

そして高校に進学後は、BOP地域の年齢別代表にも何度か選ばれ、そして今年もU18代表チームに選抜されたのだ。

そして代表チームの第一戦では、先発メンバーとして出場。試合後には、彼なりにはいいプレーが少しはできた、と言っていた。

よく試合の後に、どうだった?と彼に聞くことがあるけれど、彼はいつも、自分に対する評価はとても厳しい。

いいところもあったけれど、この点がまだまだです、といつも修正点を客観的にみて、そして実際に次の試合までにそこを修正していく。

だからこそ、長い留学生活の中で、設定したゴールに向かってブレずに進んでくることができたのだと思う。

高校を卒業した後ももちろんラグビーを続けて上を目指すという。彼なら、どんなチームに入っても、持っている力を発揮して、日本全国から、そして世界から注目される選手になっていくと思う。

やはり、ゴールをしっかりと設定して、それに向かってこつこつと毎日やるべきことをやっている人は、なんらかの結果を出す、ということがよくわかる、とてもうれしい二つの留学生からの知らせだった。

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