まず最初に誰かに聞くことがデフォルトになっている

少し前の話になるけれど、ある高校の留学生担当の先生が、留学2年目のYear 10の留学生についてこうおっしゃった。

「彼は、まず最初に誰かに聞くことがデフォルトになっている」

留学2年目にもなると、いくらYear 10とはいえ、学校生活について基本的なことは理解している。なのに、少し自分で調べれば、あるいはちょっと自分で考えれば、わかることを、すぐに誰かに聞く。

「それはよくない」

とその留学生担当の先生はおっしゃった。

そこでの学校生活が2年目なのは、他の現地生徒も同じだ。留学生は英語が第二言語で100%の理解は難しいことはあるけれど、いつまでも「まずは誰かに聞く=自分で考えずに人に頼る」態度を続けることはできない。

という。

自分で調べればわかることを、少し考えれば理解できることを、誰かに聞くのは間違った態度で、そんなことを続けていると、自分で考えて判断して行動する態度がいつまでも身につかない。

それをその先生は指摘していた。

私たちも今までたくさんの留学生を見てきたけれど、Year 13になっても、「まず最初に誰かに聞くことがデフォルトになっている」人たちもいる。目の前のスマホを使って調べれば3分でわかることを、今までの情報や経験をもとに自分で判断するべきことを、人に聞く。

「これって、どういう意味ですか?」「今から、どうすればいいんですか?」

そんなとき私たちは、参考になる一次情報のURLを伝えたり、それはそこにある情報をもとに自分で判断してみてください、と留学生たちに伝える。もちろん、それでもわからないことがあればまた私たちに聞いてください、とも言う。

そしてしばらくしてそのことについて聞いてみると、「あれはもう解決しました」ということが多い。

タイミングや一人ひとりの状況にもよるけれど、ある程度生活に慣れて、必要な情報に自分でアクセスできる人なら、まずは人に聞くのではなくて、自分で調べたり考えたりしてみる。

たとえ日本の中学生の年齢であっても、そんなことがとても大切だと、我々も改めて考えさせられた、その先生の言葉だった。

もちろんその留学生は、その後、自分で考えて判断して行動する立派な大人に成長したのは言うまでもない。

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