ストレスで骨が歪むのなら
カイロプラクティクの先生と話をしていると、彼がこう言った。
「背骨や首の骨が歪むのは、スポーツなどで体に大きな衝撃を受けることだけが原因ではない。身体的にまったく力がかからなくても、ストレスや精神的な疲れから骨が歪むことがある。」
おそらく思い当たる節がある方も多いだろう。
仕事や勉強でストレスがたまったり、生活の中で何かうまくいかなかったりしたときに、腰痛が出たり、首が痛くなったり、関節が痛んだりする。
机に向かっている時間が長かったり、ずっと同じ姿勢で考え事をしていたりすることが原因の場合もあるけれど、精神的な疲れから痛みが起こる場合もある。
考えてみると、ストレスで胃が痛くなったり、一晩で髪の毛が抜けたりすることもあるのだから、骨などの肉体的ないろんな部分に影響することも十分考えられるだろう。
病は気からと言うけれど、物理的な力がかからなくても、目に見えるところで体の調子が悪くなる。
これは言い換えると、精神的な力が肉体に強い影響を与えているということだ。
だったら、精神を上手くコントロールして、肉体的なコンディションを良い方向に整えてやることも、理屈でいえば可能だろう。
病は気からというのなら、肉体的な絶好調も、気から生み出すことができるのではないか。
もしそうであるならば、いつもいつも不安にさいなまれていたり、ネガティブなことを考え続けていたり、生活の中にネガティブな言葉があふれていたり、そんなことをできるだけ避けることから始めてみる。そして、実際に起こるかどうか分からない将来の出来事に不安という感情を乗せたりせずに、できるだけポジティブな事を考えて、いつもポジティブな言葉を使ったり、聞いたりする。
そして、自分が目指すゴールは必ず実現することを確信して、確かな明るい未来を予想して、人の幸せを願い、過去の嫌な出来事は振り返らない。
そういうことをするだけで、肉体的にも、もちろん精神的にも、もしかすると調子が良くなるのではないだろうか。
世界中でいろんなことを不安に思っている人が多い中で、今、精神的にも肉体的にも調子を崩している人も多いかもしれない。
そんなときは、精神的な部分だけでも、自分でポジティブにコントロールをしてみると、肉体的な調子の悪さも、少しは改善するのかもしれない。
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