トラベルバブルが広がる
ニュージーランドはコロナフリーカントリーと呼ばれている。国内では、5万人を入れた音楽コンサートもコロナ前と同じように行われたし、普段の生活ではマスクをしなくても新型コロナウイルスに感染するかもしれないという不安はほとんどない。
ただ、ニュージーランドでは入国制限がまだ続いている。原則として、ニュージーランド国籍や永住ビザを持っている人、特別に許可された人以外は入国できないし、入国後に14日間の政府管理下での隔離が義務付けられている。
しかしながら、その入国制限も少しずつ緩和されてきている。
4月19日からはすでに、ニュージーランドとオーストラリアの間で、政府管理下での14日間の隔離免除での入国が始まっている。いわゆるトランスタスマンバブルと呼ばれている入国制限の緩和だ。
ニュージーランドにオーストラリアから入国する人は、一定の条件を満たせば、現在その他の国からの入国時に義務付けられている、政府管理下での14日間の隔離が免除され、入国後すぐ自由にニュージーランド国内を移動できる。オーストラリアにニュージーランドから入国する場合も同様だ。
もちろんニュージーランドに入国するときに求められるビザは保持している必要はあるけれど、たとえば日本国籍を持っている人でも、トランスタスマンバブルの対象となる。だから、現在オーストラリアに滞在していて、しかもニュージーランドに入国できるビザを持っていて、かつトランスタスマンバブルの条件を満たす人は、国籍にかかわらずニュージーランドに入国後14日間の隔離が免除される。
4月の後半のスクールホリデー期間中、ロトルアやクイーンズタウンなどの観光地は、国内からの旅行者だけではなく、オーストラリアからの観光客でもかなりにぎわっていたようだ。
そして、5月17日からは、クック諸島との間でも同様に、政府管理下での14日間の隔離免除での入国が始まる予定だ。
こうやって、ニュージーランドと他の国がバブルを作って、お互いの入国制限を緩和して行き来できるようになると、もしその中に日本が入れば、日本からニュージーランドに学生ビザや観光ビザでも入国できるようになるかもしれない。
また、ニュージーランドでは新型コロナウイルスのワクチンの接種も進んでいる。
16歳以上でニュージーランドに滞在している人全員が対象なので、日本からの留学生たちも希望すれば接種できる。全て無料だ。義務ではないので、接種しないという選択ももちろんできる。
ワクチン接種は、対象者を4つのグループに分け、現在すでにグループ1とグループ2は接種が進み、5月からグループ3の接種が始まった。
そして7月から、最後のグループであるグループ4の人たちの接種が始まる予定だ。
政府の計画としては、今年2021年11月末ころまでには、対象者の接種を終える予定となっている。
ニュージーランド国内で一定数以上のワクチン接種が終われば、入国制限も緩和される可能性がある。
ニュージーランドは少しずつだけれど、入国制限全面解除に向けて進んでいるといってもいいかもしれない。
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