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2月22日、クライストチャーチの地震から10年だ。

昨日クライストチャーチでは、12時過ぎから追悼式典が行われた。インターネットでも配信されていたから、日本からご覧になった方もいらっしゃるかもしれない。

地震発生時刻の12時51分から1分間の黙祷が行われた。そのあと、亡くなった185名の方々のお名前が読み上げられた。日本人のお名前は、日本語がネイティブだと思われる方が、英語表記の名、姓ではなく、日本語表記の姓、名の順序で読み上げていた。

それを聞いたとき、どうしようもなく涙がこみあげてきた。

今年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ニュージーランドの入国が制限されていて、入国した後の政府管理下での2週間の隔離も義務付けられているので、日本のご家族もニュージーランドにいらっしゃることができなかったと聞く。

そのご家族の思いを考え、読み上げられているお名前一つ一つの後ろには、一人ひとりの人生があり、家族がいて、友達がいて、将来があったのだと、そんな重みを感じて、どうしようもなくなった。

この1年。新型コロナウイルスの感染拡大で、世界中でたくさんの方がなくなり、後遺症に苦しんでいる方もいて、各国が入国を制限し、遠く離れた家族や友人に会えなくなり、まだその状態が続いている。

そんな中で昨日の追悼式典を見て、命とか生活とか家族とか友人とか、そして将来とか人生とか、国とか政治とか経済とか、そんないろんなことを考えた。