アラートレベル1でのNZの現在の生活
ニュージーランドは アラートレベルがLevel 1 になって、 世界に先駆けて、新型コロナウイルスの感染が拡大する前の生活にほぼ戻っている。
学校は、小学校から高校まで全く通常通り。授業も課外活動も行われている。大学も7月に始まる学期から、通常通り教室での授業が行われる。校内でフィジカルディスタンスも求められないし、体育も、実技系の授業も、以前と同様の内容で行われている。
ただ、保護者が学校を訪問するときは、必ず受付でサインインをすることが求められている。
ラグビーをはじめとするスポーツも、以前同様、同じルールで、練習も試合も行われている。
ラインアウトもスクラムも、ラックもモールもタックルも、何でもOKだ。
留学生のホームステイや寮での生活も、全く変わりはない。 ただし、熱やくしゃみが出たり、鼻がつまったり、少しでも風邪やインフルエンザの症状があれば 、学校を休むようにステイ先から言われる。
これは職場でも同様で、少しでも体調が悪ければ必ず家にいることが求められている。
ショッピングモールや飲食店なども普通に開いていて、欲しいものは何でも手に入る。パニック買いなどは全く見られない。特定の商品が棚からなくなって空っぽになっている、などということもまったくない。レストランもバーも夜遅くまで開いている。
公共の施設もすべて以前通りに開いている。
ジムも、スイミングプールも、ダンススクールやコーラスの練習も、全く通常通りみんなで集まってやっている。
店やショッピングモールの入り口には、政府が勧めるアプリを使ったコンタクトトレーシングのQRコードがプリントされたポスターが貼ってあって、 入り口で各自がそれを読み取って入店するようになっている。
ただ、アラートレベルがLevel 1になってすぐの頃は、QR コードに携帯をかざしている人も見かけたけれど、 最近は使ってない人も多くなってきた。
ニュージーランド国内はいわゆる普通の生活をしているけれど、 入国はまだ 厳しく制限されている。
今日現在、ニュージーランドに入国できるのは、一部の例外を除き、ニュージーランド国籍か永住権を持った人たちだけだ。
入国が許可された人たちも、政府管理下で14日間の隔離生活が義務付けられている。 そして14日間で2回検査をして、陰性が確認されてから隔離施設を出ることが許可される。
航空便は オークランドと成田の間で、ニュージーランド航空の直行便が、6月25日から週に1便再開されている。
ニュージーランドの今の生活を一言で言えば、コンタクトトレーシング以外は 全く通常の生活だ。
現時点では新型コロナウイルスの市中感染は確認されていないので、みんな安心して暮すことができるし、国内ならどこでも安心して移動できる。
でも、世界中ではまだ感染の拡大が続いている。そしてこれからニュージーランド国内でも市中感染が広がる可能性もゼロではない。
留学生も含めてニュージーランドの人達は、もうすっかり安心して生活をしているけれど、万一の感染拡大に備えて、気持ちの上でも準備をしておく必要があると思う。
後は、どのようにして、入国制限をうまくコントロールして、ニュージーランド国外からたくさんの人に来てもらって、ニュージーランドで楽しい時間を過ごしてもらうかが次の課題だろう。
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