子どもの頃の感性

子どもの頃、大人になっても子どものような感性を持ち続けていたいと思っていた。常識とか世間体とかそんなことに影響されない感性を持って、それを表現できればと考えていた。
2歳の娘を見ていると、そんな自分をふと思い出す。夜空を見上げて月に向かって「明日も大きくなってくださいねー」と呼びかける。暗闇やお化けを怖がる。自分の足の親指に向かってこんにちは、と挨拶する。ボールを見て「何で丸いの?」と聞く。楽しいことはいつまでも何回もやる。

いったい自分はいつからそんなおもしろい感性をなくしてしまったのだろう。いつから常識とか世間体とか周りの目とかに自分を合わせることばかり考えるようになってしまったのだろう。いつから見たことや触れたことをストレートに感じることをしないで、フィルターを通して頭で理解しようとするようになってしまったのだろう。

もう一度、子どもの頃の感性を味わってみたいと、最近思う。とりあえず、親指にこんにちはと言ってみようと思う。

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