不動産価格が落ち着き始めた

ニュージーランドの不動産価格がピークを過ぎて、下がってきているらしい。
ニュージーランドでは、家を売りに出したら、家の前に不動産業者の看板が出るので、どの家が今売りに出ているのか、一目瞭然だ。私の家の近所でも、数件の家が売りに出ている。そして、売れたら、その看板に「SOLD」の文字が入る。日本の感覚からすると、ちょっと目立ちすぎのように思うが、ニュージーランドではそれが一般的だ。

そして、ある家が売りに出てから売れるまで、市場に出ている期間が少しずつ長くなっているようだ。つまり、家が売れにくくなっている。借金をして家を買う場合、そのローンの金利は今、2年の固定金利でも、9.3%程度あるから、家を買おうとしても躊躇する人もいるだろうし、そもそもこの5年くらいで倍くらいに不動産価格が上がったところも多いので、気に入った家を収入の範囲内で買おうと思っても手が出ない。

そして、不動産価格が下がってきたというニュースが入ると、さらにしばらくは家を買い控える人が増えるだろう。今から家を買おうと思っている人にはいいニュースだろうし、家の価格が下がって、もし金利も下がることになれば、将来的にはレント代も下がるのかもしれない。

世界的に食料品価格が上昇しているようだし、経済の見通しは不透明だが、ニュージーランドで上がりすぎた不動産価格が落ち着き始めたというのは、現時点ではやはりいいニュースなのではないだろうか。

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