オールホワイツ

先日このブログでニュージーランドのスポーツのナショナルチームの名前を紹介した。

その中で、サッカーの代表はオールホワイツと書いたが、そのオールホワイツが先週の土曜日、ニュージーランドを沸かしてくれた。来年南アフリカで行なわれるワールドカップ出場をかけてバーレーンとウエリントンで対戦。見事1対0でワールドカップ出場を決めた。ニュージーランドのサッカーワールドカップ出場決定は1982年以来実に27年ぶりだ。

ニュージーランドではラグビー人気がとても高く、サッカーは競技人口はそこそこいるのだがテレビで試合を中継することはあまりない。でも、この日は土曜日の午後7時半からという、いわばラグビー枠で生中継。ウエリントンのウエストパックスタジアムも、ニュージーランドのサッカー史上初めての3万5千人以上の観客で埋め尽くされた。

前半45分にコーナーキックからFWのファロンがヘディングでゴールを決めると、3万5千人の観客が狂喜乱舞。テレビの前で大騒ぎをしていたニュージーランド人もたくさんいたに違いない。そして後半6分のペナルティーキックは、誰もが1点入れられることを覚悟したが、GKのパストンが見事に止めて、そしてそのまま90分を逃げ切った。

今まであまりサッカーに興味がなかったニュージーランド人も、これで来年のサッカーワールドカップを観る人も増えるに違いない。また、サッカーの低年齢層の競技人口も増えるだろう。ラグビー王国ニュージーランドでも、サッカーの人気が高くなってくる予感がする。

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