ロトルアでマウンテンバイク

ロトルアは、人口約7万人の国際観光都市だ。温泉やマオリ文化で有名で、1999年から2009年の間に5回も、ニュージーランドで最も美しい街に選ばれたことがある、ほんとうに美しい街だ。湖もたくさんあり、水もきれいなので、トラウトフィッシングでも有名で、世界中からたくさんの釣りファンがロトルアや近郊の街を訪れる。

人口は約7万人とさほど大きな街ではないが、国際観光都市だけあって、宿泊施設やアクティビティ、観光スポットなどはたくさんある。また、スーパーマーケット、病院、ショッピングモール、レストランやカフェなどもたくさんあり、ロトルアで暮らす人にとってもとても暮らし易い街だ。小学校も20校近くあり、高校も、公立の男子校、公立の女子高、公立の共学校、私立の共学校と、選択肢もそろっている。また、国立の専門学校である、ワイアリキ・インスティチュート・オブ・テクノロジーのメインキャンパスがあり、看護、ビジネス、IT、シェフ、などのコースがある。また、来年のラグビーのワールドカップのゲームも開催される、インターナショナルスタジアムもある。

そして、意外と知られていないのが、ニュージーランドでは、ロトルアはマウンテンバイク天国と呼ばれていることだ。街から車で約5分のところにレッドウッドという広大な森があり、マウンテンバイクのコースがグレード1からグレード5まで整っている。週末にもなると、コース入り口の駐車場にはMTBを積んだ車がたくさん停まり、自分のバイクを下ろして、続々とコースに入っていく。

ロトルアのマウンテンバイクのコースは、マウンテンバイク専用のコースで、基本的には人が歩いていない。レッドウッドの森には他にもウォーキング用のコースもたくさんあって、マウンテンバイクと交差することはあるが、同じ道を歩くことはない。だから、歩く人もMTBを楽しむ人も、安心して思い切り楽しめる。コースはもちろん無料だ。誰でも利用することができる。

コースが整っているので、MTB の大会も多い。6月6日からはRATS Winter デュアスロン、6月13日からは、NDURO MTB シリーズ、6月19日からは、DAWN 2 DUSK というダウンヒルの大会も行なわれる予定だ。また、10月23日からは、Singlespeed Worlds 2010 という大会もロトルアで開催される。

ニュージーランドは日本と比べると、ロトルアに限らずどこの街でもマウンテンバイクを気軽に楽しめる国だ。特にコースが整っているロトルアでは、家からMTBに乗ってコースを走り、そのまま家に帰る、ということもできる、MTB ファンにとっては魅力的な街だ。

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