ハエなどいてあたりまえ?
ニュージーランドは羊も多いが牛も多い。そして羊や牛は必ずといっていいほど牧場にいる。そしてニュージーランドでは、とくに地方都市では、住宅街の近くにも牧場がある。
だから夏になるとハエが多くなる。多いと言っても、気が狂いそうなほどぶんぶんと飛び回っているわけではないが、多いときは部屋にいるとその音が少しうっとうしいくらいの数がいることもある。まあ、ハエなどというものは、一匹が飛んでいるだけでも相当気になるものだ。
最近、そのハエを退治するための、自動噴射スプレーを置いているお宅をよく見かけるようになってきた。学生のホームステイ先にも、壁に自動噴射スプレーをセットしているお宅が、最近特に多くなってきたように思う。
我が家でも、ためしに買って設置してみた。缶のスプレーの先に電池で動く自動噴射機をつけて、それら全体をカバーで覆って壁に取り付けるタイプだ。7分間に1度自動噴射する。噴射されるのはごく少量のミストなので、ほとんどにおいも感じない。こんな程度で効果があるのかと最初は疑ったくらいだ。
実際に使ってみて、設置して24時間後には、設置した部屋だけではなく、家の中にハエがいなくなった。驚いた。我が家は小さな家なので、一つ設置しただけで家中のハエがいなくなったのだろう。こんなとき小さな家でよかったと思う。でも思った以上の効果がある。今のところ人間への影響もないようだ。
昔のファーマーに言わせれば、全く必要のないものなのかもしれない。ハエなど家の中を飛んでいて当たり前と言うだろう。
ニュージーランドも時代とともに少しずつ変わってきているのだ。
キックオフNZのSNS