フェイスブックが増えてきた
ほとんどの語学学校には、インターネットが使えるパソコンが複数台設置されていて、昼休みともなるとたくさんの留学生達がその前に座っている。
パソコンはずらっと横に並んでいるところが多く、画面がラウンジに向かっていたりして、見るとも無くパソコン画面が目に入ってくる。3年位前までは、日本から来ている留学生達は、ほとんどmixi の画面を開いて何かを書き込んでいたり、メッセージを読んだいたりした。だから、オレンジ色のmixi の画面が立ち上がっている前に座っているのは必ず日本から来た留学生だ、とわかるくらいだった。
でも今は違う。
今は、日本から来た留学生でも、他の国から来た留学生でも、ほとんどの人が、フェイスブックの青い画面を立ち上げている。3年ほど前に目立っていたオレンジのmixi の画面を目にすることは、明らかに減った。
ニュージーランドに来て、例えば語学学校で出会った、他の国から来た留学生とソーシャルネットワークでつながろうと思えば、mixi ではなく、フェイスブックだ。いくらこちらがmixi をずっと使っているといっても、例えばニューカレドニアから来た学生が「そうですか、では私もmixi をやりましょう」とはならない。
だから、留学生達がフェイスブックをするのは、あえてそれを選んだというよりも、今いる国の友達とつながるには、それしか選択肢が無かった、というのが理由だろう。でも、一度フェイスブックに登録すれば、ホストファミリーや学校のニュージーランド人の友達だけではなく、中国や韓国などのアジアからの留学生、オーストラリア出身の学生、イングランドやフランス、ドイツといった国から来ている学生、そしてもちろん日本人留学生とも一度につながることができる。そして一度フェイスブックで海外の友達とつながってしまえば、日本に帰国した後でも、それを使い続けるだろう。
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