大学生の迷惑行為

今日の日本の新聞に、日本の大学生がテーマパークで迷惑行為をしていたというニュースが掲載されていた。

よく読むと、その大学生が通う大学がそのことを発表し、「関係者や来園者に迷惑をかけたことは遺憾で、深くお詫わびし、学生として責任ある行動をとるよう指導する」というコメントを大学が出している。

その大学生は、アトラクションの乗り物から飛び降りて一時休止させるという行為をしたというのだから、全くバカな行為で弁解の余地はない。しかし、その学生が通う大学が、世間に対して彼の行為を発表し、謝罪して、さらに指導することを約束する、ということに、少し違和感を感じる。

大学生といえば18歳以上だろう。もしかしたら20歳になっているのかもしれない。しかも、大学内での迷惑行為でもなく、大学の施設や人を使った迷惑行為でもない。また、その大学の学生としての行為でもないし、おそらく大学が休みの期間の行為なのだと思う。つまり、大学とは全く関係がないところで行われた迷惑行為だ。

それに対して、その大学生が通う大学が公に発表し謝罪し、しかも指導することを約束する必要があるのだろうか。大学は学問をする場所だ。だから大学の先生やスタッフは、学生に対して社会に迷惑をかけないように指導するという仕事は、私は基本的にはないと思う。もちろん大学によっては、「うちの大学は、学生の生活指導も行います」というところがあってもいいだろう。でも、一般的には、大学は学問をする場所で、学生に生活指導を行う場所ではない。

ひょっとしたら、「自分の学校の学生が社会に迷惑をかけたのだから、学校が謝罪するのは当然だ」というご意見もあるかもしれない。私は、もしその学生が高校生ならそのご意見は理解できる。でも大学生が大学と関係のないところで起こした迷惑行為に対して、大学が公に発表し謝罪し、しかも指導することを約束する、というのは、やはり違和感がある。

日本にいらっしゃるみなさん、このニュース、どう思われるでしょうか?

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