最後までやり通すために必要なたった一つのこと

一度やると決めたことを最後までやり通すことがなかなかできない。

毎年1月1日には今年の抱負を考えて、今年こそこれをやり遂げるぞと心に決めて神に誓うのだけれど、成人の日くらいになると、そんな決意はすっかりどこかに行ってしまう。そんな自分に嫌気がさして、もう最近は「今年の抱負は決めない」ことを毎年の抱負にしている。

でも、ふと近くにいる人たちを見ると、一度やると決めたことを楽々とやり通している人がいる。こつこつと、真面目に、継続して、長い間、ゴールを目指して、やり通す。そんな人が留学生の中にもいる。

すごい。尊敬する。

何が違うのだろう。

もちろん、強靭な精神力や集中力、真面目さや継続する力を持っている人もたくさんいる。

でも、他のことはかなりちゃらんぽらんな人でも、最後までやり通している人もいる。ちゃらんぽらんな私としては、同じような人がなぜ最後までやり通すことができるのか、観察してみた。

どうも彼ら彼女らは、やると決めたことをすごく楽しげにやっている。こつこつと、真面目に、継続して、長い間、ゴールを目指している間ずっと、楽しそうにそれに取り組んでいる。

もう少し観察してみると、彼ら彼女らが一度やると決めたことのほとんどは、彼ら彼女らが心からやりたいことで、そして自分でできる範囲のことで、なおかつ楽しくできることだとわかった。

いい意味でハードルが低いのだ。そしてそこに「楽しくできる」という条件が加わっている。

簡単に言えば、自分に課し過ぎていないのだ。

なるほど。私などはずっと、ものすごく高い目標を決めて、それに向かって進んでいくことがいいことだとばかり考えていたけれど、できる範囲で決めればいいのだ。そしてそれを楽しくやる。

そうすれば、一度やると決めたことを最後までやり通すことがきっとできるのだろう。

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