ワールドカップと言えば
先日、日本からのツアーグループの高校生と話をしていて、「今度日本でワールドカップをやること知ってる?」と聞くと、一瞬静まり返って、全員ぽかんと口をあけて、「この人いったい何を言っているのだろう」という顔をしてこちらを見ていた。
あっ、しまった、と思って、「ラグビーのワールドカップを日本で開催するんです。」と言いなおすと、「本当に?」とか「ラグビーって、ワールドカップやってるんですね。」などという反応が返ってきた。
日本の方にはあまり知られていないのかもしれないけれど、昨年2011年の今頃は、ニュージーランドでラグビーのワールドカップが開催されていて、ものすごい盛り上がりを見せていた。昨年のワールドカップでは、ニュージーランドが優勝し、世界一のチームとなった。そして、ラグビー王国ニュージーランドでは、ワールドカップと言えば、当然、ラグビーのワールドカップのことだ。
7年後の2019年には、日本でラグビーのワールドカップが開催されることがすでに決定していて、今、ラグビー協会やラグビーファンを中心に、開催に向けて準備が進んでいる。でも、正直日本の多くの方に聞いても、7年後にラグビーのワールドカップが日本で開催されることを知っている方は、一部のラグビーファンやラグビー関係者以外はほとんどいない。これで集客は大丈夫なんだろうか、と少し不安にもなるが、7年あれば、今ラグビーをご覧にならない方がラグビー観戦にスタジアムに足を運ぶようになる時間はある、と思う。
2019年のおそらく今頃の季節、日本でラグビーのワールドカップが開催されます。会場はまだ決まっていませんが、東京、大阪、名古屋、福岡、そして東北や北海道の会場でもゲームが行われる、と希望半分ですが思います。ニュージーランドのナショナルチームのオールブラックスも日本に行きます。そして、世界中のラグビーファンが日本に数日間は滞在し、各地を回って試合を観戦します。従って、経済効果も大きいと思います。
ワールドカップと言えばラグビー、とまでは行かなくても、7年後に日本各地で行われるラグビーワールドカップの試合に、是非日本の皆さんも足を運んでいただきたいと、ニュージーランドにいるラグビーファンとして思っています。
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