高校生ツアーグループが元気に帰国

先週の木曜日、ロトルアに約13日間滞在していた日本からの高校生のツアーグループが、元気に帰国した。

このグループは、ホームステイに滞在して、午前中は現地高校でESOLの授業を受け、午後はアクティビティに参加した。また、現地高校生の授業にも参加して、現地の生徒との交流の時間も持つことができた。

この高校は毎年この時期にグループでいらしていただいて、今年で6年目になる。毎年プログラムの内容も弊社で考えるのだが、今年は今までとは少し違うアクティビティも取り入れた。

その一つは、First Aid Courseだ。St. John が行っている救急救命のコースで、修了者には、NZQAのサティフィケイトももらえる。 まずはみんなで、救急救命についてレクチャーを受けた後、実際に人形を使って人工呼吸などの練習を行う。レクチャーでは、赤ん坊、子ども、成人に合わせた救命法を学ぶので、人形も、赤ん坊、子ども、成人の3種類が用意されていた。そして一人ずつ3つの人形を使って、実際に救命法の練習をした。レクチャーは1時間以上あり少し退屈していた学生もいたが、人形を使っての実践練習は、みんな真剣に取り組んでいた。例えばもし道端で誰かが倒れているところに遭遇しても、何とか応急の対処ができるくらいの内容だったので、今後何かのときに役に立つかもしれない。

また、今年初めて行ったアクティビティに、ミッション・ポシブルというアクティビティがある。これは、チームビルディングの一つとして実施したのだが、チームに分かれて、ロトルアの街でいくつかのミッションを実行してもらう、というものだ。ミッションの中には、ロトルアの無料の地図を手に入れよ、ロトルア市の現在の市長さんの名前を調べよ、などというものから、ロトルアにある店で、名前に動物の名前がはいっている店を一つ探しチームメンバー全員で店の前で写真を撮れ、など、実際に街をみんなで歩き回らないと実行できないミッションも含まれている。また、このアクティビティを通して、ロトルアやニュージーランドについても学ぶことができるように、CABやiSite などを訪問するようにもなっている。そして、CABやiSite については、事前に現地高校のESOLの授業で教えてもらうように先生に頼んであった。もちろんミッションを達成するためには、携帯電話の使用は禁止だし、人に何かを尋ねるときには必ず英語を使う、というルールだ。みんな、真剣に取り組んで楽しんでいて、一つのチームは見事全問クリアだった。

高校生グループは、最後の1泊はオークランドのホテルでみんなで泊まり、オークランドで約3時間の自由時間を楽しんだ。空港の出発ロビーで別れるときには、一人一人握手をしてくれて、楽しかった、とか、また来ます、などと言ってくれた。みんなの顔を見ていると、別れがつらくて涙が出そうになったが、やはり笑顔で見送るべきだと思い、できるだけニコニコとしていた。

帰国後、生徒さんを初め、先生や、生徒さんの親御さんからもEmail をいただいた。行ってよかったです、というメールを読んでいると、こちらも来ていただいて本当によかった、と思う。

大阪YMCAインターナショナルハイスクールの皆さん、今年もロトルアに研修にいらしていただいてありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしています。

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