英語でエッセイを書く

今日、ニュージーランドの高校のYear 9 の英語の授業を見学させてもらった。昨日から日本からの高校留学生がYear 9 で留学を始めているからだ。

今日の授業は、英語でエッセイを書く、というのがテーマだった。ただ、単にエッセイを書くのではない。まず、事前の授業で、映画のカメラワークについての講義が行われ、カメラワークによって、表現したいことが違うことを学ぶ。例えば、映画の最初のうちは、全体を広く映して、場所や状況を観客に理解させるとか、新しく人物が登場すれば、一人ひとりを映しながらセリフを言わして、それぞれの登場人物の声を覚えさせる、などだ。そして、今日の授業は、以前に学んだことをざっと復習してから、DVDで映画を観る。今日は、「Stand By Me」という映画をみんなで観ていた。

カメラワークに注意しながら、必要であればメモを取って映画を観て、見終わった後、英語でエッセイを書く。英語の授業で映画のカメラワークを題材にするという発想もおもしろいし、見る映画が「Stand By Me」というのもおもしろい。いきなり子どもが煙草を吸うシーンもあって、「いいのだろうか」とも思うが、学生はメモを取ったり、途中で先生に質問したりしながら熱心に見ている。日本人留学生の隣に座っている学生が、時折いろいろと説明をしてくれていた。留学生にとっては、いきなり字幕無しの映画を観るのも大変だが、先生の講義をずっと聴いているよりは入って行き易いだろうし、映画もなんとなくは理解できるだろうと思うので、少しリラックスして授業を受けることができたようだ。

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