留学は来てみないとわからない

先日、一人の高校留学生と話をしている時、彼がこう言った。

「やっぱり、留学は来てみないとわからないことがありますね。」

どういうことかと聞いてみた。

「留学に来て、ニュージーランドの人たちの考え方ややり方にショックを受けた。そして、海外生活が実際にどんなものなのか、ニュージーランドに来て暮らしてみて初めてわかった。日本にいたときは日本のやり方や考え方しか知らなかったけれど、今は、日本のやり方とニュージーランドのやり方の両方を知ることができた。そして、日本を外から見ることが出来て、日本の小ささがわかったように思う。」

今はインターネットで世界各地の情報が読めるし、聞けるし、動画も見られる。以前よりもはるかに多くの、しかも最新の海外の情報を日本でも得ることができる。

でも、この高校留学生の話を聞くと、やはり、実際にニュージーランドに来て、しばらく暮らして、経験してみると、日本で得られる情報からだけでは、絶対にわからないことががわかると言える。そしてそのことを実感できると思う。

情報を得ることによって、考え方を変えることもあるだろうし、判断を変更させることもあるだろう。でも、実際にニュージーランドに来て経験したことによって、考え方や判断だけではなく、もっと人間の根本的な部分が根底から覆されることもあると思う。それが、単なる情報と、経験との違いだろう。特に、10代の若い留学生にとっては、インターネットや書物から入ってくる100の情報よりも、実際にニュージーランドに来て直面する1つの経験のほうが、今後の人生に与える影響が大きいこともあるだろう。

実際に留学してみないとわからないこと。それは、日本でいくらインターネットの情報をくまなく探してみてもわからない。

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