公衆電話
今日の夕方、ロトルアボーイズハイスクールの寮に、新しく日本から到着したラグビー高校留学生を訪ねた帰り、車で郊外の道路を走っていた。ふと見ると、デイリーの前の公衆電話で電話をかけている人がいた。
公衆電話を使っている人を見たのは久しぶりだ。ニュージーランドでも携帯電話の普及に伴い街の公衆電話は年々少なくなってきている。ロトルアは国際観光都市なので比較的公衆電話は多いようにも思うが、それでも数年前と比べると数はかなり減っている。自分自身も使うことはないので、どこに公衆電話があるのかさえ知らないし、公衆電話が視界に入っていても気にすることはほとんどない。
だからその公衆電話で電話をかけている人がいると、とても目立つ。しかも郊外だったので観光客ではないだろう。実際、家からふらっと歩いてやってきて公衆電話を使っているようだった。大きな受話器を耳に当てて電話機に向って話をしている姿は、セピア色に染まっているように見えた。
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