ポリテクニックの卒業式
先週の金曜日、ロトルアにメインキャンパスのあるポリテクニック、ワイアリキ・インスティチュート・オブ・テクノロジーの卒業式に行ってきた。2010年にコースを修了した学生の卒業式だ。
まず朝9時からメインキャンパスのロトルアのマラエで、マオリ式のセレモニーが行われた。その後、12時からロトルアの街の中心、シティーフォーカスに卒業生と教員、スタッフが全員集合し、卒業証書授与のメイン会場まで約20分間、街を列になって歩いた。車道をみんな歩くので、何台もの車が全卒業生が通り終えるのをじっと待っていた。中には車からカメラで卒業生達を撮影する人もいた。
メイン会場のロトルアエナジーセンターでは、まず卒業生の家族や友達が先に入場し席について卒業生の入場を待つ。その後、チーフ・エグゼクティブを先頭に全卒業生約400名が入場。全員が席についた後、マオリ式の開会のお祈りで式が始まった。
今年は過去最大の卒業生数ということで、毎年行われる来賓の祝辞の多くも省略され、国家斉唱、チーフ・エグゼクティブの挨拶の後すぐに、卒業証書の授与が始まった。全卒業生が一人ひとり名前を呼ばれて、壇上でチーフ・エグゼクティブと握手をして、その後賞状をもらう、という段取りだ。卒業生の中には、涙ぐむ人や、会場に向かって大きく手を振る人、また、家族や友達からハカで賞賛される人など、様々だった。最低でも数ヶ月、長い人なら数年かけて取った資格だ。週末や夜の時間を割いて、家族や友達と過ごす時間も犠牲にして、孤独と戦いながら集中して勉強してやっと取った資格だという人も多いだろう。きっと感慨もひとしおに違いない。
予定の4時を40分以上オーバーして卒業式は終了。会場の外では、軽食が用意され、また、プロによる写真撮影も行われていた。
ポリテクや大学に、日本から留学している方も多いだろう。英語がネイティブでない分、予習や復習、課題にかかる時間やエネルギーも膨大に違いない。そういう環境でがんばって卒業までに至った留学生は、本当にすごいと思う。
2010年でポリテクや大学を修了、卒業された方、本当におめでとうございます。また、今、ポリテクや大学で勉強している方、後もう少しだと思います。卒業まで今の調子で、様々な経験を楽しんでください。
キックオフNZのSNS