今必要なものの一つは、「希望」なのかもしれないと思う

今必要なものの一つは、「希望」なのかもしれないと思う。

東日本の状態を見て何を甘いことを言っているのか、とお叱りを受けるかもしれない。確かに、「希望」などよりももっと必要なものもたくさんあるし、もっと具体的なことを言うべきかもしれないとも思う。

でも、大きな災害が起こったとき、フィジカルな面はもちろんのことだが、サイコロジカルな面も、その時の人々の判断や行動に大きな影響を与えるのも事実だと思う。

それは、未来への確固とした明るい希望であればそれに越したことはない。でも、現状ではなかなかそういう種類の希望を見出すことはできないかもしれない。だから、「小さな希望を抱かせる何か」くらいのものでもいい。例えば、誰かが大丈夫だよと言ってくれるとか、自分の応援するスポーツチームが試合に勝つとか、自分よりも状態のよくない人たちが笑顔でがんばっているとか、そういうものだ。そういうもので、少しだけでも希望か希望に近い感情がわけば、がんばってみようと前を向けるかもしれない。

だから、このブログでも、また、ツイッターなどでも、日本にいる方々が少しでも希望を抱けるようなことを、できるだけたくさん発信していきたいと思う。そして、日本のメディアも、みんなが希望を抱けるようなものを、たとえ少しずつでもいいので発信してほしいと思う。

今のニュージーランドや世界のニュースを見ていると、東日本大震災の被害、特に原発については、状況がよくなっているという報道は少なく、どちらかと言えばよくない方向に進んでいるように報道されている。でも、それは今だけで、私は必ず日本は、今ある問題を解決して力強く復興すると思う。後から振り返ると、3.11は日本の大きな転換点になるだろう。そして、3.11前よりも3.11後の日本のほうが、より強く大きく発展するだろうとも思う。

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