ようこそロトルアへ 仙台の高校生グループ

ロトルアの語学学校に留学予定の、仙台の高校生グループが、今週から予定通り2週間の留学にいらっしゃることになった。東京からロトルアの高校に留学予定の高校生グループも予定通り今週末からいらっしゃるという連絡が入った。それぞれの関係者には被災した方はいらっしゃならなかったということだ。

ニュージーランドやアメリカ、イギリスの報道もそうだが、日本のニュースからでさえ、東北では今回の地震と津波で大きな被害を受けて、ややもすると、東北全域が壊滅状態であるかのような印象を持ってしまう。実際には、東北で日常生活を送っている方々もいらっしゃるのだろうと思う。その辺りが、どこからも全くといっていいほど伝わってこない。だから、地震と津波と原発のイメージが受け手の頭の中でどんどん膨らんで、日本中に拡大してしまうことになる。

どんなニュースでもそうだが、文字とか動画などの媒体にかかわらず、受け手は、そのニュースの中に含まれている情報以上のものを受け取ろうとする。東北地方を強い地震が襲いました、というニュースを見れば、「ということは、」とそれ以上のことを想像(創造)して理解しようとする。野菜が出荷停止になりました、「ということは、」、黒煙が出ています、「ということは、」、乳牛がカメラに向かって悲しそうな目をしています、「ということは、」。そして実際にニュースの中にある情報よりも、「ということは、」の後に想像(創造)したことのほうを、強く意識して信用してしまうことも多い。でも「ということは、」の後が事実であるという確証はないのだ。

今回ニュージーランドへの留学を最終的に決めていただいた高校の先生や保護者の方々、ありがとうございました。ニュージーランド滞在中は、思いっきり楽しんで、いろんなことを学んでほしいと願っています。

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