DIY

ニュージーランドはDIYの国だ。DIYは今は日本でも浸透してきたようだが、簡単に言えば、家の中のちょっとした修理や大工仕事を自分でやってしまおう、ということだ。DIYはDo It Yourself の頭文字をとっている。

ニュージーランドの人は、戸棚を作ったり、配管を修理したり、部屋のペンキを塗ったり、その程度のことは、業者任せにしないでたいてい自分でやる。それは男性に限らず女性もやる。学校の女の先生でも「週末はハズバンドと一緒にペンキを塗った。」などと当たり前のように言う。

だから、ニュージーランドの一般の家庭には、のこぎりやかなづちといった基本的な大工道具に加えて、電気のこぎりや万力、ペンキの刷毛や工具箱などがそろっている。中には、屋根の修理や大きなデッキ作りを自分でやる人もいるし、家の塀や庭の小屋なども自分達で作ってしまう人たちもいる。

そういう国だから、各街には大きなホームセンターがある。そこにはDIYに必要なものはたいていそろっている。小さいものは釘やねじから、大きなものはバスタブや玄関のドアまで、個人でも気軽に買えるようになっている。そして例えば釘だけでも、1つのコーナーの端から端までいろんな種類がそろっていて、買いに来たお客さんは店の人にいろいろと聞いて選らんで買っている。

先日ホームセンターに行くと、真剣に釘を選んでいる20歳くらいの女性がいた。そんな光景もニュージーランドでは当たり前だ。

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