後悔先に立たずにならないために

後悔先に立たず、という。一度やってしまったことは、後で悔やんでも取り返しがつかない、ということだ。

後悔をしている時には、今となってはどうしようもない過去を、現在の時点から見ている。だから後悔のポイントは、「時間」と「変えることができないという事実」の2つだ。

「時間」に関して言えば、自分の力で変えることができるのは、現在だけだ。よく「過去は変えられないけれど未来は変えられる」という人がいるけれど、それは現在を変えることで未来を変える、という意味だ。そして、後悔は現在の視点から過去を見た時に生まれる。だからそれだけに、過去を見た時に「変えられないという事実」が大きくのしかかって来る。

では、後悔しないためにはどうすればいいのか。当然だけれど、「現在」にフォーカスした生き方をすることだ。変えられないという事実に打ちのめされないためには、唯一変えられる現在にアプローチするしか方法はない。

また、「現在」をしっかりと見つめることは、必要以上に過去を振り返らない、ということだ。過去のことを現在から見てしまうからこそ、後悔が生まれる。例えば全く過去を振り返らない人は、おそらく後悔などしないだろう。だから、「私はいつも後悔ばかりしています」という人は、いつも過去を振り返っている人だ。

過去は変えられない。そして、未来から見れば今も過去の一つだ。もし、後悔しない生き方したいと思うなら、時間の中で唯一変えることができる「現在」に出来る限り集中して、考えて判断して行動することだ。そして、一度「過去」になってしまった「現在」のことは、できるだけ振り返らずに生きることだろう。

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