ブラックジャージーはどこ?

このブログでも何度かご紹介したけれど、2019年には日本でラグビーのワールドカップが開催される。

ラグビーのワールドカップも4年に一度の開催なので、日本の前にまずは来年2015年にイングランドで開催される。すでにプールマッチも決まっていて、日本は、南アフリカ、サモア、スコットランド、USAと一緒のPoolB、ニュージーランドは、アルゼンチン、トンガ、などと一緒のPoolCだ。

2015年のRWCまで約一年。今年の9月12日からはチケットが発売される。そのチケット発売に先立ち、IRB(International Rugby Board)がプロモーションを始めた。まずは、そのプロモーション動画をご覧いただきたい。

この動画、ちょっと気になるところがある、と昨日のニュージーランドヘラルドのオンライン版に記事が掲載されていた。なぜなら、いろんな国のユニフォームを着た選手達が登場するのだけれど、前回2011年に優勝したニュージーランド、オールブラックスのユニフォームを着た選手が出てこない。記事では、
「The International Rugby Board has released a new ad to promote ticket sales for next year's Rugby World Cup - featuring all of the major rugby nations with the exception of the two-time winning All Blacks.」
と、ワールドカップで二度優勝をしているオールブラックスだけが出てこない、と書かれており、また続けて
「All their top tier nations are represented: England and Wales, who are hosting the event, former Bledisloe Cup holders Australia, fellow two-time winners South Africa, Scotland, Italy, Tonga and Samoa.
But there is no reference to the defending champion All Blacks.」
開催国のイングランド、ウェールズ、オーストラリア、南アフリカ、スコットランド、イタリア、トンガ、サモアは出てくるのに、ディフェンディングチャンピオンのオールブラックスには全く触れられていない、とやや強い口調で批判している。

ニュージーランドのラグビーファンにとって、ワールドカップのチケット発売のプロモーション動画に、他国のユニフォームを着た選手が出てくるのに、ブラックジャージーが全く出てこないのは、とても残念に感じるだろう。

そして何度見ても、日本のジャージーも出てこない。オールブラックスとジャパンラグビー両方とものファンは、もっとがっかりする動画になっている。

でも、全てのチームがまんべんなく出てくる動画にすることが大切なわけではないし、実際には試合に勝って優勝すればそれでファンはうれしい。それはわかっているのだけれど、前回優勝国のニュージーランドとその次の開催国の日本はちょっとだけでも出してほしかった。

ニュージーランドヘラルド紙の記事

キックオフNZのSNS