目標や目的と、覚悟

今年もたくさんの留学生がニュージーランドに留学にやって来た。弊社にもたくさんの留学のお問い合わせを頂いたし、来年もたくさんの留学生がニュージーランドにやって来る。

以前にもこのブログでも書いたが、留学生、特に長期の留学生には、留学の目標や目的をしっかりと考えてくることを勧めている。英語力だけはしっかりとつけるとか、ラグビーのスキルを上げるとか、TOEICで850点を目指すとか、ニュージーランドの親友を作るとか、自分の性格を変えるとか、いろんな人と出会うとか、海外で英語を使って仕事をするとか、将来ニュージーランドで暮らす、とかいろいろあるだろう。

こういった目標や目的を持っている留学生は、留学中ぶれないし、立ち直りも早いように思う。だから、できるだけしっかりと留学の目標や目的を考えてから留学に来るのがいい。それはどんなことでもいいし、人と違っていてもいいし、小さなことでもかまわない。それに、留学前に目標や目的をじっくりと考えること自体も、留学の一つの大きな準備だと思う。

でも、留学前に考えていた目標や目的が、留学終了までに達成できないこともあるだろうし、場合によっては変更せざるを得ないこともあるだろう。なぜなら、留学中には、留学前には想像もしなかったようなことが起こるだろうし、自分の考え方や性格も変わるだろうし、時代や自分を取り巻く状況も変わることもある。

だから、留学の目標や目的と併せて、留学中にそれらの目標や目的の達成が脅かされるかもしれないという「覚悟」も持ってくる必要があるだろう。英語力が思ったほど伸びないかもしれないし、ラグビーの練習中に怪我をするかもしれない。また、TOEICの試験で実力が発揮できないかもしれないし、自分の性格は思ったように変わらないかもしれない。でも、どんなことがあっても、それを受け入れた上で留学を続けていき、そこからさらに当初の目標や目的に向かって、時には予定外の方法で、あるいは目標や目的を変更して、進んでいく。そんな覚悟も留学には必要だと思う。

目標や目的と覚悟。この2つは留学だけではなく、新しい生活を始めるときには必要なことだろう。初めて社会に出るときもそうだろうし、1年間世界を放浪しようとするときにも必要だろう。また、結婚するときや転職するときにもその2つを持っているといいだろう。なぜなら人生は、自分が最初に考え抜いて定めた目標や目的通りには行かないことが多いし、いろんなことが起こったときには、最終的には自分自身でその状況に対処していかなければならないからだ。

2011年のKickoff-Tのブログは今日で最後です。今年もご覧頂きありがとうございました。来年は1月中旬頃からまた毎日書いていく予定です。よろしくお願いいたします。なお、キックオフNZ のフェイスブックやツイッターでは、引き続き情報を発信していく予定です。

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