Crazy About Rugby

ニュージーランドはラグビー王国だ。どんな小さな町にでもクラブラグビーチームがあって、それぞれのクラブはクラブハウスとグランドを持っている。そして、クラブチームには、大人から5歳くらいまでのチームが年齢別にあって、地域の大会に全てのチームが参加している。だから、どのチームに入っていても、シーズン中はチームのメンバーとして試合に登録できるし、ほとんどの選手は試合に出場もできる。

町を歩いている子ども達は、当たり前のようにラグビーボールを持っていて、町のあちこちにあるグランドでは、日本で子ども達がキャッチボールをするように、ラグビーボールで遊んでいる姿を見かける。

そして、ニュージーランド航空の国内線には、Crazy About Rugby という真っ黒のペイントをした、エアバスA320が就航している。私も先日オークランドからクイーンズタウンまで、Crazy About Rugby に乗ってきた。飛行機の外側は真っ黒にペイントされていて、中に入るとシートも全て黒になっている。機内サービスなどは機体にかかわらず他と同じだが、全シート真っ黒の機内は、ブルーを基調にしたニュージーランド航空の他の機内とは雰囲気がかなり異なる。

いくらラグビー王国といっても、Crazy About Rugby と書いた真っ黒の飛行機を作って飛ばすというのは、かなり思い切ったアイデアだと思う。でも、こういうことを肩の力を抜いてふっとやるところが、ニュージーランドらしいとも言える。

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