誰にも会わずに搭乗手続き

先日オークランド空港から国内線に乗った。

国内線の搭乗手続き窓口に行くと、窓口に係りの人がたくさん並んでいる、という風景はもはやなかった。代わりにあったのは、20台くらいのコンピュータだ。国内線の飛行機に乗る人は、全てそのコンピュータで搭乗手続きをする。

まずタッチパネルに触れるように指示が出ている。その後、Email で送られてきたEチケットのバーコードをそのコンピュータに読ませると、名前、便名、搭乗時刻、行き先などが出てくる。確認をしてOKボタンを押すと、預ける荷物があるかどうか聞かれる。荷物がある、とYes ボタンを押すと、自分でパッキングしたのかとか、危険なものは入っていないかなどの質問が画面に現れ、その質問にタッチパネルを使って答えると、荷物にくくりつけるシールが印刷されて出てくる。その過程で座席を選ぶ画面が出て、空いている座席を選ぶこともできる。そして最後に搭乗券が印刷されて出てくる。預ける荷物は、ベルトコンベアーに自分で乗せるようになっている。

それで搭乗手続きは終わりだ。最初から最後まで生身の人と接することなく手続きが完了する。

この搭乗手続きコンピュータのバーコード読み取り機は、スマートフォンのニュージーランド航空のアプリにも連動しているようで、購入したチケットを印刷して持っていなくても、アプリ内に表示されたコードを読ませることで、チケットを持っている本人と確認されることになっているようだ。

つまり、オンラインでチケットを購入し、スマートフォンのアプリでその情報をダウンロードしておけば、プリンターも要らず、誰とも会わずに飛行機に乗ることができる。

このシステムは、オークランドやクライストチャーチ、クイーンズタウンなどの空港に設置されているようだが、まだロトルア空港にはなかった。でもいずれ、多くの空港に設置されることになるのだろう。

キックオフNZのSNS