決断するタイミングを間違うな
UenoT最近の留学のお問い合わせの傾向として、事前にできる限りの情報を最後の最後まで集めようとする方が増えてきた。
当たり前だと思う。
情報収集はとても大切だ。人生の大きな決断をする時に、決断するに足る情報がないと判断できないし、判断を間違ってしまう。
だから、日本にいてできる限りの情報を集めるのは、間違ってはいない。
けれど逆に、留学を含めて大きな決断をする時には、決断をするに足る情報が手元にそろったのなら、そこが決断をするタイミングであることも、一つの事実だ。
留学に行く前に、実際に行ってどう考えるのか、何を感じるのか、どんな人に出会うのか、何が起こるのか、そんなことはわからない。いくら事前に「情報収集」しても、その情報の中には入ってこないのだ。
けれど今は、行かなければわからないこと、そこで実際に留学した本人が考えたり感じたりすることまでも、事前に「情報」として集めようとする人がいる。
気持ちはよくわかる。集められる情報があるのなら、集めるだけ集めたい。そうでないと不安な気持ちになる。
でも、留学前に集める情報は、決断するためのものだ。決断に必要な情報が手元にそろえばそれでいい。それ以外の情報は、極端に言えば不要であり、時には決断の邪魔になる。
大切なことは、決断に必要な情報は、なんなのか。今目の前には決断するに足る十分な情報があるのか。
その判断を間違わないようにすることだろう。
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