ロックダウンが8月24日まで延長

2021年8月20日 2024年8月5日

UenoT

ニュージーランドは現在、全国すべての地域でロックダウンになっています。

本日、2021年8月20日午後3時（NZT）から、NZ首相と保健省長官が、今後のロックダウン期間について記者会見を開き、来週の火曜日、2021年8月24日（火）午後11時59分（NZT）まで、NZ全域のアラートレベルがLevel 4のまま継続し、ロックダウンが続くことがアナウンスされました。

Level 4 の内容は、以下をご覧ください。
https://covid19.govt.nz/alert-levels-and-updates/alert-level-4/

アラートレベルLevel 4 が延長されるのは、現時点ではまだ市中感染がどこまで広がっているのかすべてが確認されていないから、というのが主な理由です。NZ全土をロックダウンして人流を止めた上で、検査を幅広く実施して、市中感染者をできるだけ確認し、隔離することで、市中感染者をゼロにすることを目指す、という方針です。

NZ首相によりますと、8月23日（月）に、その後のアラートレベル変更についての会議が持たれるとのことですので、その日のうちにその後のアラートレベルのアナウンスがあると思います。

市中感染確認者数は、現時点で31人となっています。そのうち3名がウエリントン在住、その他はオークランド在住者です。

市中感染が確認された3名のウエリントン在住者は、ロックダウン直前の週末にオークランドに滞在し、オークランドで感染が確認された方が立ち寄った同じ場所を訪問していたとのことです。

この3名のうち1名はオークランドから飛行機でウエリントンに移動、2名は自家用車でウエリントンに移動したとのことです。この2名のオークランドからウエリントンまでの移動経路も今後、Locations of Interest として発表されることになっています。

また、最初に感染が確認されたオークランドのデボンポート在住の方（Case A）のウイルスのゲノム解析の結果、8月7日にシドニーから入国し政府管理下の隔離施設で隔離していた方とゲノムがほぼ一致したことがわかっています。これにより、「Case Aの感染がもともといつどこからNZに入ってきたのか」がほぼ確定されています。

現在、8月7日にシドニーから入国した方から、Case Aに感染するまでの経路（Missing Link）の特定を急いでいます。

31名の市中感染が確認された方が立ち寄った場所が、Locations of Interest として発表されています。

これらの場所に、同時刻にいた方は必ずPCR検査を受けるようにアナウンスされています。この場所は、今後追加されますので、これからもこまめにチェックをすることが強く勧められています。

COVID-19: Contact tracing locations of interest
https://www.health.govt.nz/our-work/diseases-and-conditions/covid-19-novel-coronavirus/covid-19-health-advice-public/contact-tracing-covid-19/covid-19-contact-tracing-locations-interest

また、NZ首相から以下のメッセージが出されています。