トライアルレッスン廃止
UenoT学校ニュースでも書いた通り、ジオスクライストチャーチランゲージセンターでは、今まで受け入れていた、入学希望者によるトライアルレッスンを、今後は廃止すると発表した。実際に授業を受けている学生から、授業中断などに対してのコンプレインが多く寄せられたこと、先生が授業プランを変更しなければならないことが多くあったこと、などが理由だ。
ジオスクライストチャーチランゲージセンターとしては、実際に授業料を支払って授業を受けている学生の意見を尊重し、よりクオリティーの高い授業をそれらの学生に提供することを重視する、とのことだ。
今から語学学校を探そうとしている留学生には、実際に学校の授業を受けてみることは一つの判断材料になると思う。ただ、実際に授業を受けている学生の立場で考えると、１時間だけとか半日だけなど他の学生が混ざることで、集中力を欠いたり、ペースが乱れたりすることもあるだろう。先生も、トライアルレッスンを受けている学生に配慮をしながら授業を進めることで、他の学生に対する気配りが減ることもあるかもしれない。
語学学校が今から受け入れる学生に対してできるだけ正確な情報を提供することは当然のことだと思う。しかし、現在授業料を支払って英語の授業を真剣に受けている学生の環境や権利を守ることも、同時に大切にしなければならない。それぞれの学校で、どこでバランスをとるかが違うだろうが、ジオスクライストチャーチランゲージセンターの今回の決断も、その理由を聞けば十分納得のいく決断だと思う。
ロトルアにあるロトルアイングリッシュランゲージアカデミーなどは、ずいぶん以前から、トライアルレッスンは原則として認めていない。それは、授業を受けている学生にできるだけクオリティの高い授業環境を提供するということと、学生が集中して授業を受ける権利を守る、という理由からだ。
今から留学先の学校を決めようと考えている方にとっては不満もあるかもしれない。でも、一旦受け入れた学生に対するケアをしっかりしようとすると、ジオスクライストチャーチランゲージセンターやロトルアイングリッシュランゲージアカデミーのような選択もあっていいと思う。トライアルを認めていない学校は、それだけ、受け入れた学生のことを考えている、とも言えるかもしれない。
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