教室移動

ニュージーランドの多くの高校は5年制だ。学年が始まるのが2月で終了するのが12月なので、日本の学年とは少しずれているが、おおよそ、日本の中学2年生から高校3年生までの5学年が在籍している。

中学2年生と高校3年生といえば見た目もかなり違う。学校には幼い顔をした生徒から先生と見間違えるような生徒まで、いろんな生徒がいる。高校の授業は学年ごとに行なわれるが、ニュージーランドの高校では、生徒が先生のクラスルームに授業ごとに移動する。

日本ではホームルームが決まっていて、生徒はそこで待っていれば、授業時間になると各先生が教室にやってきて授業を行なう。だが、ニュージーランドでは、各授業の教室が決まっていて、生徒は時間ごとに教室に移動する。だから、授業と授業の間の時間は、いろんな学年の生徒がいろんな教室に移動する光景が見られる。

先日、日本からの高校留学生と話をしていたら、この教室移動にまだ慣れないという。しかも、ニュージーランドの高校は1階建ての建物が多いので、平面的にかなりの距離を移動しなければならないのが大変だそうだ。この教室移動によって、授業終了のベルがなると生徒はすぐに教室を出て行くというのも、日本と違う一つの特徴かもしれない。

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