秋休みってこんな時
ニュージーランドの高校は今2週間のスクールホリデー、秋休みだ。留学生達はそれぞれの時間を過ごしている。
ニュージーランドの学校は2月上旬から第一学期が始まり12月に終わる4学期制だ。ほとんどの高校留学生は、1月下旬に渡航し、2月から授業に出る。最初の3ヶ月間くらいはみんな、英語も通じないし、生活にも慣れないし、何が何だかわからないうちに過ぎてしまう。
渡航してすぐは、ホームシックになる人もいる。でも、ほとんどの留学生は、ホームシックになって2週間も経てば、友達もでき、生活パターンもわかり、居場所も見つけて、立ち直ってくる。
一人でも現地の友達ができれば、その後はその友達の友達、と友達も増えていき、校内を歩いている時にも、「Hi!」と声をかけてくれる人も出てくる。そうなってくると、学校生活も楽しくなり、自分から話しかけられるようにもなり、余裕が出てきて、自分から何かをしようという気持ちにもなってくる。その頃に第一学期が終わる。
だから、留学初年度の第一学期はみんなとても長く感じる。3年間以上の留学を終えた学生は一様に、「最初の3ヶ月間が一番長く感じました」という。それだけ、一人でいろんなことを考え、いろんな壁にぶち当たり、いろんな人と出会い、いろんな経験をする時期だ。
そして、この秋休みの2週間は、第一学期の疲れを取り、第二学期に向けて準備をする大切な期間だ。学校もクラブ活動もないので、つい朝遅くまで寝てしまい、生活のリズムを崩しがちだけれど、スクールホリデーの過ごし方で、次の学期のいいスタートが切れるかどうかが決まる。疲れを取り少し休んだら、次のスタートに向けて何かをすべきだ。
我々は過去にたくさんの留学生を見てきた経験から、留学のどんな時期にどんなことに注意をして、どんなことをすべきかがわかっている。そして、それぞれの留学生に合わせて、タイミングを考えながら細かいアドバイスをする。
なかなか計画通りにうまくいかないこともあるだろうけれど、我々のアドバイスも参考にしてもらって、楽しいスクールホリデー、そして次の学期の準備としての時間もきちんと持って、みんな第二学期のいいスタートを切ってほしいと思う。
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