写真から匂いは感じないけれど

先日、キックオフNZ のフェイスブックページ( http://www.facebook.com/KickoffNZ )に、マウントマンガヌイの写真を何枚か載せた。天気がよかったし、もともとすばらしい景色なので、下手な私の腕でもそれなりにきれいな写真が撮れた。

ビーチの写真はマウントマンガヌイの街から歩いてすぐのところで撮ったのだが、山の上からの写真は、1時間程度山を登って撮った。当日は秋にしては暑い日だったので、頂上まで登ると汗ばむほどだった。

撮影した私が写真を見ると、そのときの暑さや、頂上での風の気持ちよさや、周りの人の会話や、山に登るまでの匂いや音、途中で坂道がきつかったことなどを思い出す。でも、写真だけを見た方は、写真の後ろにある、気温や風や匂いや音などを感じることはできない。

だから、写真を撮った人間とそれを見る人間とでは、出来上がった写真を眺めたときに感じるものがきっと大きく異なるだろうと思う。でも、それはどちらがいいという問題ではなくて、ただ、違うというだけだ。ひょっとしたら、気温や風や音を感じずに見る写真のほうが、感じる情報が少ない分、絵のインパクトが大きくなるかもしれない。

アップした写真は、全部で16枚あるのだが、10枚目のがけの写真をよくみると、中央付近のがけの上で座って景色を眺めている男性が写っているのがわかる。この写真を見ると、少し背中が寒くなるかもしれない。

キックオフNZ のフェイスブックのマウントマウンガヌイの写真は、以下からご覧いただけます。

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