最近はあたりまえのように、生成AIで作った写真や動画や文章が、ネット上にあふれている。
ほんの数週間前のそれらと今を比べると、かなり進歩しているようにも思う。
でも、まだどこかに違和感がある。その違和感はどこから来るのかと考えてみると、生成AIが作ったものからは、独特の「におい」を感じる。
生成AIの写真を見ると、切り出したばかりのプラスチックのにおいがする。動画からは、子どもの頃に近所の年上の友達からもらったブリキのロボットのにおいがする。そして生成AIが作った文章からは、熟すまでにはまだ時間がかかる緑色のバナナのにおいがする。
どんなにおいを感じるかは人それぞれだろう。でも、目で見た違和感を言語化する前に、嗅覚が反応する。なかなかうまくできているし、見た目は申し分ないけれど、そのにおいが邪魔をする。
でも、もうあと半年もすれば、そのにおいは最初の違和感とともにどんどん薄れていくのだろう。そして生成AIも人間も一つのものになって、そこから吐き出された無味無臭なものが、ネット上に、そして世の中にあふれてくるだろう。
それでも人は何かを作り続けるのだろうか。人が作ったものに人はどのように反応するのだろうか。
もうその時代は目の前に来ている。
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