今日から全国統一試験スタート
今日から、ニュージーランドの高校のYear 11以上の学年は、全国統一試験が始まる。
ニュージーランドのほとんどの高校では、日本の高校1年生から3年生にあたるYear 11からYear 13の学年はNCEAというカリキュラムに基づいて授業が行われ、単位取得をしていく。単位は、普段の授業で行われる小テストや課題提出でコツコツと取っていくのに加えて、今日から始まるこの全国統一試験でも単位取得ができる。
全国統一試験は、ニュージーランド全国で同じ時間割、同じ問題で一斉に行われる、1科目3時間の記述式試験だ。
例えば今日11月7日月曜日は、Level 1のTe Reo Rangatira、Level 2 のPhysics、Level 3 のBusiness Studiesなどが9時半から、Level 1のChinese、Level 2 のMedia Studies、そしてLevel 3 のDanceなどの試験が2時から行われる。
試験会場に持ち込めるものや、入室や退室、IDの提示など、受験生には厳しいルールが決められている。IDなどを忘れたり、スマホの電源を切ってなかったりすると、場合によっては受験できないこともあるようだ。
3時間の記述式試験なので、それなりのしっかりとした勉強と対策が必要だ。一夜漬けで覚えた知識を単にそのまま答案用紙に記入するだけでは単位は取れない。
英語や社会などはもちろん、数学でさえ、グラフから読み取れることを長文の英語で記述することが求められたり、きちんとしたレポートのルールに従った記述でないと減点されたりする。
特に留学生にとっては勉強は大変だけれど、この試験できちんと単位取得ができるということは、英語力は当然として、その科目について深い理解をしているという証明になる。
試験は、学校外の専門の人たちが採点し、来年1月中旬に結果が発表される。結果は、NZQAという国の資格を統括する機関のサイトにログインして各自が確認する。
それぞれが受験する科目が終われば、1月末までの長い夏休みだ。留学生たちは日本に一時帰国する。
今年最後の踏ん張りどころ。みんないい結果が出ることを願って応援している。
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