体感温度があるように

今年に入ってから、うちのリビングに温度湿度計を置いている。

ニュージーランドは、1月の下旬から2月の中旬くらいが一番暑い季節だけれど、それでも最高気温はロトルアで30度を少し超える日が何日かあるくらいだ。3月になると30度を超える日はほとんどない。

たとえば夏の終わり頃に急に涼しくなる日があって20度ぐらいになると、寒く感じる。 逆に、一年で一番寒い7月に20度を超えると、かなり暖かく感じる。

湿度が違うというのもあるかもしれない。ニュージーランドは日本と違って夏はカラッとしていて冬に雨が多い。

でも、温度も湿度も同じでも、晴れていて日差しが目に見える時は暖かく感じたり、外が曇っているだけでなぜだか寒く感じたりする。 また前日までが暑ければ20度でも寒く感じるし、それまでが寒ければ同じ気温でも暖かく感じる。

体感温度というのだろうか。リビングに温度計湿度計を置いてこまめにチェックするようになってから、客観的な数字と自分の感覚の違い驚くことがある。

少し無理矢理広げて考えてみると、ある瞬間の気温や湿度が同じでも寒く感じたり暑く感じたりすることがあるように、ある瞬間の状況が同じでも、たとえば、楽しく感じるときとそうでないとき、幸せに感じるときとあまり幸せじゃないときがある。

昨日と今日ではまったく自分の環境や生活状況が変わっていないのに、たとえば、これからのことを自分の頭の中で考えただけで、楽しくなったり、あまり幸せを感じなかったりする。またたとえば、今の状況にかかわらず、誰かの一言で、読んだ本や観た動画で、楽しくなったり幸せになったりする。

もしその時の状況を客観的に数字で表すことができるなら、昨日も今日も同じ数値なのに、体で感じる楽しさや幸せが違う。

体感温度という言葉があるように、それは体感楽しい度、体感幸せ度とも言えるかもしれない。

その瞬間の客観的な状況だけでなく、何かが気持ちや体に作用して、楽しくなったり幸せになったりする。今までやこれからのこと頭の中で考えるだけで、その瞬間の自分の感じ方が大きく変わる。

もし楽しい度計、幸せ度計がリビングにあるならば、それと比較してなぜ今楽しくないのか幸せではないのかを考える一つのきっかけにできるかもしれないし、自分の感じ方を変えることで、もっと楽しくなったり幸せになったりできるかもしれない。

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