ポリテクニック留学
最近少しずつではあるが、ポリテクニックや私立の専門学校への留学のお問合せが以前よりも増えてきている。
ポリテクニックは、ニュージーランドの国立の専門学校で、全国に25校ある。大雑把に言えば、大学がアカデミックな研究を主にする場所だとすれば、ポリテクニックは、社会で通用する即戦力を身につけることを目的としている。したがって、大学と比較して、コースや授業内容も実践的な内容が多くなっている。日本の私立の専門学校などよりも、ニュージーランド国内での認知度が高く、卒業生の就職率も高いようだ。また、最近は、大学と提携して、単位の互換が認められるコースも増えてきている。例えば、ワイアリキポリテクニックでビジネスのディプロマコースを一定の条件を満たして修了すれば、ワイカト大学のビジネスコースの3年次に編入できる。(ワイアリキポリテクニックのビジネスのディプロマコースは、通常フルタイムで2年間のコース)
ニュージーランドで永住権を取得する時に、ニュージーランドのポリテクや専門学校、大学を卒業して資格を取得していると、有利になる傾向があることも手伝って、今後も留学生の人気は上がっていくことが考えられる。また、ニュージーランドの大学に入学する時の英語力の基準より、ポリテクニックに入学する時の基準のほうが低い場合が多いので、ポリテクに入学し一定の単位を取った後、単位互換が認められる大学に編入するという方法も広く知られるようになってきた。
ポリテクや専門学校の授業内容は、非常に厳しく、特に英語がネイティブでない留学生にとっては、ついていくのがかなり大変だ。でも、そこで学んだ内容、得た知識、身についた勉強の方法、取得した資格、出会った友達、そして、頑張ってやり遂げたという自信は、それからの人生に、大きく役立つのは間違いない。
ポリテクや専門学校に入学するためには、事前に英語力をつけなければならず、それを含めると、お金も時間もかかるが、ポリテクや専門学校留学は、これからのグローバル社会を生きていく力を身につける一つの選択肢として、十分に検討する価値のある道だと思う。
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