電子本

日本の友達が本をたくさん送ってくれた。ニュージーランドで暮らしていて何が不便かというと、読みたいときに読みたい日本語の本を簡単に手に入れることができないことだ。

その友達もたくさん本を送ってくれたが、いかんせん本は重い。重いと送料もかかる。その友達には感謝の気持ちで一杯だ。

インターネットの時代だ。日本の新聞とほぼ同じ内容の記事がオンラインでリアルタイムで読めるようになった。書籍はまだそういうわけには行かない。今週出版された本や雑誌の内容がオンラインで読めるかといえば、ほとんどは読めないだろう。著作権などの権利がオンライン化の壁になっているという話も聞く。実際に、出版された書籍のほとんどがすぐに電子化されることは期待できないのだろうか。例えば、DVDなどに情報を入れて販売してくれれば、大量に日本から送ってもそんなに送料はかからない。また、オンラインに載せてくれれば、ダウンロードして読むこともできる。

ただ、新聞の情報をインターネットで読むのと、小説を読むのは少し感覚が違う。新聞記事はパソコンの画面でも違和感なく読めるが、小説をパソコンの画面で読むのは、ちょっと違う。気分が乗らないというか、小説を読んだ気にならないかも知れない。

やはり、小説などは、紙のクオリティーを手で触って、しかも見開き2ページのスタイルで、自分でページをめくって読むのがいい。パソコン画面でも見開きページで読ませるページもあるが、クリックしてページをめくると、その都度集中力をそがれる気がする。

例えば、外見は文庫本。触った感じも紙でできている感触で、中を開いて、データを入れ替えたりダウンロードしてくればいろんな本が読める。しかも、手でページをめくる感覚で次のページに移ることができる。そんな電子本ができないものだろうか。iPhone などを見ていると、もうすぐできそうな気もする。

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