今年は二度とやってこない

ニュージーランドでは、5歳の誕生日を迎えた人から順番に小学校に入学する。例えば、今年の10月24日が5歳の誕生日の人は、10月25日から小学校に通い始める。だから、小学校には少しずつ1年生が入学してくることになる。

私の娘も今年の2月から地元の小学校に通っている。そして今週から第4学期が始まり、後1ヵ月半もすれば学年が修了。来年から2年生だ。ついこの間入学したばかりなのに、とても早く感じる。そして、もう二度と小学校1年生である時はやってこないのだと考えると、少し寂しくもある。

でもよく考えてみると、子どもだけではなく、留学生もワーホリも、そして大人も、今年は後2ヶ月で終わり、2011年という時は人生で二度とやってこない。それは、5歳の子どもが小学校1年生が二度とやってこないのと全く同じだ。でも、大人になれば、今年が二度とやってこないということにそれほど寂しさを感じない。

留学生も今年1年はもうすぐ終わる。高校留学生は来年になると一つ上の学年に在籍し、今年とはまた違った生活が待っている。また、今年で留学を終える学生は、日本で、あるいはニュージーランドで新しい生活が始まる。それは逆に言えば、今年1年という時が二度とやってこないのと同じ意味だ。留学2年目ともなると、1年目とほぼ同じルーティーンで日程が回っていくので、なんとなく同じことの繰り返しにも感じる。でも、今年の1年間の留学と、来年の1年間の留学は実は全く違う時を生きることになるのだ。

2011年10月はもう人生で二度とやってこないし、2011年10月28日も今日で最後だ。そのことをたまには寂しく感じてみるのもいいかもしれない。

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