うまくいくことに賭けてみる

2020年に始まった新型コロナウィルスの感染拡大で、自分の未来に一体これから何が起こるのかわからない、という不安を抱えていた人も当時は多かったと思う。

実際に、何年後かの自分の生活を確信を持って想像できた人は、多くはなかっただろう。

ニュージーランドは現在は、一部の医療機関などを除き、マスクの着用も求められず、学校行事も、国際的なイベントも、コンサートも、ラグビーやサッカーなどのスポーツも、コロナ前と同じように行われている。街を歩いていても、学校内でも、マスクをしている人はほとんど見かけない。ほぼコロナ前の生活に戻っている。

だから、今、パンデミックやそのほかの理由で未来が見えないようなときに、どのように考えてどのように対処すればいいのかについて、一度このタイミングでじっくりと深く考えてみてもいいかもしれない。

私もいろいろと考えてみたけれど、これからもし同じように未来が見えずに不安になったときに、こうすればいいのだということがなんとなくわかった。

一つは、未来の状況は悪くないことを信じて、とりあえずそれにかけてみることだ。

これから何が起こるかわからない。悪いことが起こるかもわからないし、起こらないかもしれない。そういう時は不安になって、どうしても悪いことが起こるのではないだろうかと想像してしまう。

けれど、何が起こるかわからないのだから、もしかするといいこともたくさん起こる可能性もゼロではない。そうであるならば、いっそのこと、そこに賭けてみるのも1つの方法だ。

だって何が起こるかわからないのだから。全てが悪いことばかりではないという選択肢に賭けてみるのもいいだろう。

もう一つは、未来に予想できないことが起こったとしても、自分はきっとそれに対してうまく対処して乗り切ることができると、信じてみることだ。

未来の不安は、そこで起こるかもしれない出来事に加えて、それを自分がうまく解決できないかもしれないというネガティブな感情からくることも多い。だったら、とりあえずは、自分はうまくできるのだ。自分ならきっとなんとか解決できるのだ、と信じてみる。

つまり、不確実な未来に対する不安な感情が芽生えた時には、まずは未来の状況がポジティブなものだと信じてみる。そしてどんな状況であっても自分はうまくやれるのだと信じてみる。

未来の状況、そして自分自身、この二つをとりあえずポジティブに信じて賭けてみることで、現在の不安を少しでも減らすことができるのではないかと思うのだ。

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