確認

留学エージェントの仕事は、留学生やその保護者の方とコミュニケーションをとることが大きな仕事の一つだが、学校の先生やスタッフとのコミュニケーションもかなりのウエイトを占める。

ニュージーランドの学校の先生やスタッフの中には、日本人や、日本で仕事をした経験を持つ人もいるが、多くはニュージーランドのやり方で仕事をする人たちだ。その人たちとのコミュニケーションに時間とエネルギー、そして神経を使うことが多い。なぜなら、異なる文化やバックグラウンドを持つ人同士のコミュニケーションには、必ずコミュニケーションバリアが存在するからだ。そのバリアは、当然言葉のバリアもあるが、仕事の仕方の違い、考え方の違い、時間の感覚の違い、何に重きを置くかの違い、生活習慣の違いなど、様々なバリアがある。

だから、ニュージーランドの人たちとコミュニケーションをとるときには、存在するコミュニケーションバリアをできるだけ少なくする、また取り除くように仕事をする。具体的には、確認を何度もする、一つ一つ合意をしながら仕事を進める、最初にきちんと約束事を決めておく、などが大切だ。

弊社がニュージーランドの学校の先生やスタッフと仕事をするときには、できるだけメールを含む書面でやり取りをするようにしている。それは後で確認をしやすくするためだ。また、たとえ小さなことでも確認できていないことがあれば、「きっとわかっているに違いない」という予断をせずに、きちんと徹底的に確認をする。そうやってコミュニケーションバリアをできるだけ取り除き、スムーズに仕事が進むようにしている。

でもやはり、何度確認をしてもきちんとした返信のない人や、例えば3つのことを確認するためにメールを送っても、その中の1つについてしか返信がなかったりもする。その場合は、残りの2つについてもう一度メールをして、全てが確認できるまでコミュニケーションを取り続ける。また、一度合意をしたことを後で変更する人もいるし、何度も確認したことをその通りに実行しない人もいる。そんなことがないように何度もコミュニケーションを重ねるのだが、どうしても最後までうまく行かないことも出てくる。

それをできるだけ防ぐためには、普段からのコミュニケーションが欠かせない。そして、キックオフNZ と仕事をするときにはきちんと注意をして仕事をしなければならない、と相手に思ってもらう。そうすることが、その学校に通っている留学生にとってもプラスになる。

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