子どもに伝えたいことがあるのなら
親が子どもに何か大切なことを伝えようと思った時、タイミングを見計らって、特別な時間を作って、相対して、慎重に言葉を選んで、目を見て、落ち着いて、ゆっくりと話をすることもあるだろう。
そんな言葉は、子どもの心にも響くかもしれないし、子どもに大きな影響を与えるかもしれない。
でも、いくら言葉でいいことを伝えても、それだけで子どもは親の言う通りには育たない。
タイミングを見計らって、計画通りに、選ばれた言葉で伝えられた言動よりも、子どもは親から影響を受けることがもっとある。
子どもに対するふとした行動、誰かに対する言動、普段の小さな判断、リラックスしているときの時間の過ごし方、持っているもの、見ている動画、聞いている音楽、毎日の仕草、人に対する礼儀やリスペクト、感情や思考、毎日毎日親から表れる小さな行動や言動、そんなものから子どもはものすごく大きな影響を受けている。
言い換えると、毎日毎日の親の生活と長い時間の人生から、親は子どもに様々なメッセージを送っているのだ。
子どもになにか大切なことを伝える時、特別な時間を作って、じっくりと相対して、言葉を選んで伝えることもできるけれど、実はそれよりも、親が普段どんなことを考え、どんなことを感じ、どんな生活をして、どんな人生を歩んでいるのか。
そんなことから、もっとたくさんのことを子どもは受け取っているのだ。
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